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GIBSON ES-165

社会人になってしばらくは学生時代の友人のツテをたどって、バンド活動をしていた。
もちろん趣味での範疇でだ。
最初は、1年に何度かライブをしたりみんな熱心だったが、しばらくすると、メンバーの結婚、転勤、転職などで続けられなくなった。

取り残された僕は、ギターを家で弾くことが多くなったが、どうしても一人でも形になるものばかりになる。
ひとりでできるギターというとクラシックギターだが、大学時代に一時かじっていただけで、とても聞けたものではない。
だいいち、それほど興味もなかった。

ならばジャズはどうだろうか?
ジャズならよく聞いていたし、演奏にも興味があった。

意識してジャズを聴くようになったのは大学の頃だが、そのときに初めて聞いたジャズギターがジョー・パスだった。

ギター1本で朗々と語られるその演奏は、まさに「職人」だった。
「よし、次にやる音楽はジャズだ」と、このアルバムで彼がこのアルバムで使っているギブソンES-175を探し始めた。

結局、このときは高くて手が出なかったが、数年後ネットオークションでES-165を手に入れた。
ES-175のシングルピックアップバージョンだ。
出品者が同じ大阪だったので、直接取りに行くことになり、出品者のおじさんと喫茶店に行った。
年は随分違ったが、音楽の趣味が似ていたので、話題に困ることもなかった。

そんなことで我が家にやってきたES-165
いまではケースの中でしっかり眠っている。
いやいや、まだまだ練習中。
久しぶりに外に出してやるか。

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